05349-181215 高橋真澄さんのギャラリートークで理詰めの撮影術
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2018年12月5日から17日にリコーイメージングスクエア新宿で開催されている写真展「GR T-snap展」が終わる前にもう一度と思って会場を訪れました。
shio.iconの作品を買ってくださった方が何人かいらっしゃるそうで、どうもありがとうございます。
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ちょうど隣の「ギャラリー I」にて風景写真家 高橋真澄さんのギャラリートークが行われるタイミング。PENTAXの一眼レフを使い、絶妙なタイミングとフレイミングで北海道の自然を写された作品の数々は2019年のリコーのカレンダーに掲載されています。それらがどのように撮影されたのか、是非ともお話を伺いたいと思っていたので、ありがたく拝聴しました。
作品は偶然を「待った」ものではない。すべて計算の上、それが写せるとわかってその時刻にその場所に行って撮影したものである。風景写真で「待つ」ということはない。すべてが必然であると。
「虹は作れる」、「逆光の向こう側に新しい景色がある」、など、金言の数々。圧倒的に美しい作品を上映しながらの語られる言葉に、強い説得力がありました。立ったままiPad ProのNotabilityでメモを取りつつ聴き、観るセッションの1時間はあっという間。風景写真は科学なのだと納得。
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どの分野でもできる人がおっしゃることは共通していると感じます。例えばshio.iconが習っているお料理教室「アプリールクッキングスタジオ」の飯嶋知晴先生も同じ。彼女はレシピを書く時、コンピュータに向かう。試作もしないしもちろん味見をする機会もない。頭の中で計算して文字でレシピを書く。それをレッスンの時に初めて生徒さんたちと一緒に料理する。考えたとおりの味になる。料理は必然。料理は科学。納得。 「写真は予測の芸術である」と以前、月刊アスキーの連載「大公開時代の羅針盤」第17回に書きました。ご興味があればこちらをお読みください。 写真も必然。
終了後、高橋真澄さんと少しお話ししていくつか疑問を解消。その答えも実に明快。PENTAXの「リアル・レゾリューション・システム」がいい、としきりにおっしゃっていました。彼は三脚必須ですが、shio.iconの場合、逆転の発想によって「手持ちでのReal Resolution撮影を実現」している「リアル・レゾリューション・システムII」を使ってみたい。
今回、リコーのギャラリーに行って本当に良かった。
高橋真澄さま、お話を聞かせていただき、どうもありがとうございました。
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